女子必見!暗い夜道で襲われないための防犯対策を身につけよう

防犯対策

ストーカー、引ったくり、痴漢や強姦魔・・・暗い夜道に潜む犯罪者は、突然襲ってきます。

夜道を歩いていると、なんだか後ろに人の気配を感じる。
気のせいかな、けど誰かにストーキングされている気がする。
早く自宅に戻りたい!けど、このまま自宅に帰ったら特定されちゃうかも。

そんな不安を抱えながらの移動って、ただでさえ仕事や育児で疲れてるのに更に疲れが溜まっちゃいますよね。

暗い夜道で襲われないための基本

警察庁が発表している「子供・女性に対する犯罪等を防止するための対策に関する調査研究 調査報告書」でも報告されているように、女性に対する路上犯罪の多くが夜間・深夜帯に発生しています。

またこれは、あくまでも認知件数であって、警察へ被害届を出さずに「泣き寝入り」をしてしまっている女性の数を想定すると、かなりの数になるのではないかと推定されています。

そこでまずは暗い夜道で犯罪者に襲われないようにする方法の基本をご紹介します。

(引用:HOME ALSOC)

人が少ない暗い夜道は可能な限り歩かない

  • 少し遠回りになったとしても、人通りのある明るい大通りなどを使用する
  • 不安な時は、近場でもタクシーを使用する

暗い夜道で襲われないようにするには、そもそも暗い夜道を歩かなければ良いのです。
これは決して言葉遊びではなく、夜道での防犯で基本中の基本となる対処方法です。
すぐに自宅に帰りたい気持ちはありますが、少し遠回りになったとしても可能な限り人通りのある道や明るい大通りなどを歩くようにしましょう。もし不安な時は、近場でもタクシーを利用しましょう。

ながら歩きはしない

  • スマホの画面を見ながら歩かない(防犯関係なくても危ないよ)
  • イヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら歩かない
  • 実は「誰かと電話しながらの移動」は防犯効果薄い

帰り道の退屈な時間を解消するために、ついついスマホを眺めたり音楽を聴きたくなりますよね。
実はそれ、犯罪者にとっては非常に好都合な条件なんです。画面に集中していたり、音楽で周りの音が聞きにくい状態だと、もし犯罪者が近寄ってきたとしても瞬時に気付くことができなくなってしまいます。

また「帰宅時に誰かと電話していれば不審者は襲ってこない」ということは決してありません。むしろ電話に集中してしまうことで注意力が散漫になりますし、もし襲われたとしても電話先の相手がすぐには助けることが出来ないためです。

「自分は大丈夫」という過信を捨てる

  • 帰宅するためのルートや時間帯を変える
  • テキパキと歩いて犯罪者に隙を見せない
  • 犯罪者は容姿や年齢を選ばずに襲ってくると思うべし

夜道で襲われた女性は「まさか自分が・・・」と思う方も多いようです。
「だって可愛くないしスタイルも良くないし」とか「私みたいなおばさんを襲う人なんか」という謙虚な気持ちから「通い慣れた道だから大丈夫」「ここは田舎だから」とか「私は強いから平気」といった安心や過信から生まれる隙に、犯罪者は忍び寄ってくるのです。

犯罪者は数日前からターゲットを狙い定めている可能性もあります。またストーカーはあなたの行動パターンも把握している可能性もあります。毎日同じパターンで移動せず、ルートや時間帯を変えるなど心がけましょう。

またゆっくりフワフワと歩いていると、犯罪者には「隙がある」と見られます。テキパキと早歩きをするイメージで歩きましょう。(有酸素運動でダイエット効果も期待できるので一石二鳥かも!?)

どうしても暗い夜道を歩く必要がある場合

とはいえ、いま住んでいる自宅の立地などの環境によっては「どうしても暗い夜道を通らなければならない」という場合もあります。

それに地方の街だと明るい道ばかりがあるとは限りませんし、毎日タクシーを使うのも現実的ではありません。

そういった場合の対処方法をご紹介します。

一人で歩かない

  • 男性の同居人(旦那や彼氏など)に迎えにきてもらう or 待ち合わせて一緒に帰る
  • 暗い夜道が一定区間の場合は、複数の通行人が通るのを待って一緒に通過する

もしあなたに旦那さんや同居している彼氏などがいる場合、暗い夜道の直前まで迎えにきてもらったり、共働きの場合は駅で待ち合わせしてから一緒に帰るなど、一人で帰宅しなくても良い方法を考えましょう。

また心配な暗い夜道が自宅までの一定区間にある場合、そこを一人で通過せず複数の通行人が通るのを待って一緒に通過する方法もあります。その際は自分が進む方向と同じ方向に通る人が望ましいですね。もしあなたが男性だったとしたら逆に不審者と勘違いされてしまうかもしれませんが、女性の場合は疑われる可能性は低いと思われます。

防犯護身グッズを携帯する(推奨)

  • 思っているよりも周りの人は助けてくれない
  • 警察の到着までは時間がかかる
  • 突発的な緊急事態で自分を守ってくれるのは「自分自身」
  • 適切な路上防犯グッズで身を守る

突然襲われたときは大声で助けを叫ぶことが重要ですが、必ず誰かが助けてくれるとは限りません。例えばもしあなたが夜道を歩いている時に、どこからか防犯ブザーの音と共に「助けて!」と女性の叫び声が聞こえた時、すぐに駆けつけて助けることはできますか?
必ずしも「すぐに現場へ駆けつけて、襲われている人を助けに行く」ことができる人は多くないはずです。

暗い夜道ならなおさら、そういった際は自分で自分の身を守る必要があります。

しかし力の強い男性に対して女性が素手で立ち向かうのは、非常にリスクの高い行動です。
そのため日頃からの防犯対策の一つとして、路上防犯グッズ(護身グッズ)を携帯しましょう

女性向けの路上防犯グッズ(護身グッズ)のオススメをまとめましたので、是非とも合わせて読んでみてください。

路上防犯グッズ(護身グッズ)の使用例

上記の記事で紹介しているオススメの路上防犯グッズ(護身グッズ)を使用する際を想定した、使用例をご紹介します。

日頃の防犯訓練にも是非お役立てください。

後方から不審者にストーキングされている場合

① 後方を確認するタイミングで、タクティカルライトを向ける

この際に気をつけることが、決して不審者に向けてタクティカルライトをいきなり直接照射しないことです。相手を逆上させる可能性もありますし、もし勘違いだったとしても照射された人は気分を害するかもしれません。余計なトラブルを招かないために、あくまでも「後ろを気にしてますよ」というアピールで留めましょう。

もし不審者が前方にいる場合は、距離をとりながらタクティカルライトをゆっくり小さく左右に振ります。この行動についての効果は定かではありませんが、相手に対して「警戒している」という意思表示を目的としています。

② 催涙スプレーを確認(危険を感じる状況であればバッグ等から取り出す)

タクティカルライトを持っていない方の手で、バッグの中などにある催涙スプレーを確認しましょう。咄嗟のとき思っていた場所に催涙スプレーが無かった場合、探すことに意識が行ってしまい無防備になる恐れがあります。

110番の準備、防犯ブザーの紐に手をかける

タクティカルライトを持っていない方の手で防犯ブザーの紐に手をかけ、いつでも引ける状態にしましょう。催涙スプレーを持ちながらでも構いませんが、紐を引く際に落とさないように、小指を紐にかけるなど工夫してみてください。また、すぐに「110番」をかけられるよう準備も行いましょう。

④ 可能であれば意思と動向を確認する

明らかに不審者が自分に向けて近寄ってきた場合、歩行スピードを早めます。
またそれが難しい場合は、タクティカルライトを相手の方向に向けます。
なおこの時点でも相手に直接照射しないように注意しましょう。あくまでも相手の足元を照らす程度にします。何故なら、この時点ではまだ「たまたま同じ方向に向けて歩いていた」という可能性があり、また「歩くスピードが遅いため追い抜こうとした」という場合もあります。
「この人あやしい」と思う不安で、相手を不審者だと思い込まない(決めつけない)ようにしましょう。不要に相手を挑発して、わざわざ余計なトラブルを発生させる必要はありません。

不審者が襲ってきた場合

臨機応変に素早い対応を行う

この「臨機応変な素早い行動」は、いくら頭で理解していても体が覚えていないと行えません。
そのため日頃からの防犯訓練が絶対に必要になります。

  • タクティカルライトを相手の顔面(眼)に向けて照射する
  • 防犯ブザーを鳴らす&大声で助けを求める
  • 催涙スプレーを相手の顔面(難しければ首、腕、足など露出している肌)に向けて噴射する
  • 抱きつかれた場合などは手に持っているタクティカルライトで叩くか押し付ける

いち早く逃げて身の安全を確保し、警察へ連絡を行うことを意識しましょう

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あなたが助ける側になるかもしれない

女性を狙った卑劣な犯罪は、決して許せるものではありません。
しかし、いくらそういった想いを私たちが持っていても、犯罪者は女性を狙って犯行を行います。

だからこそ「犯罪のターゲットにならない」「遭遇した時の辛い思いを軽減する」ためにも、日頃から防犯意識を高めることが重要です。

また日頃から防犯対策を行っていれば、誰かが襲われそうになっている時や襲われてしまっている時に「冷静に助ける」こともできるようになります。
大切な友達や家族、知人に対して防犯対策の助言をすることも、立派な「助ける行為」だと思います。

「情けは人の為ならず、巡り巡って己が為」

悲しい思いをする人を一人でも減らせるよう、まずは自分自身を守るために防犯対策を行っていきましょう!

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